再びクラシックめいてまいりました。
このページは 別にクラシック普及活動のためのものではないのですが、
最近はその想いを書きたい気分でいます。
芸術の秋ですし。
そこで、クラシックに興味はあるけど
どこから入っていいのか分からないという方のために
僭越ながら おすすめの楽しみ方を
お伝えしてみたいと思います。
まずは 無料でクラシック音源に接することのできる
ラジオプログラムをご紹介。
ひとつめのおすすめは TBSが提供するインターネットラジオの
「OTTAVA」という番組。
インターネット接続環境がととのっていれば
PCから無料で聴くことができる番組なのですが、
「OTTAVA」は本当に素晴らしいです!
以下、OTTAVAのHPより抜粋。
“世界の国際都市にあって東京になかったもの、
それはクラシック・ステーション。
1992年にイギリスで開局した「Classic FM」の大成功を受けて、
世界の都市では、次々とクラシック音楽を専門とした
ラジオステーションが誕生しています。
クラシックの枠組みにとらわれない自由な選曲スタイルが、
高感度な人々の間で親しまれています。…etc.”
クラシックは何十分も延々とひたすら長すぎる…!
という方にはうってつけの番組です。
人間が気持ちよく 同じ音楽を継続して聴ける時間が
約3分である(5分だったかも?)というリサーチを元に、
クラシックの曲をその時間内で
紹介するという仕組みを採用しているのです。
でも、曲の魅力は存分に味わうことができます。
曲のエッセンスを知り尽している
魅力ある選曲センスを有しているからです。
OTTAVAでは早朝から深夜まで
様々なプログラムがあるのですが、
MCのトークもとっても興味深く 勉強になります。
2つめのおすすめラジオプログラムは、
NHK-FMの「気ままにクラシック」という番組です。
これは純粋に楽しい!
MCは、なぜか(?)笑福亭笑瓶さんと、
ソプラノ歌手の幸田浩子さんです。
笑瓶さんには今までほとんど興味がなかったのですが、
この番組における彼のポジションは
なかなか素晴らしいものがあります。
2人の織りなすボケとツッコミ満載のトークがとにかくおもしろく、
でも、基本はクラシック番組なので、
2人で歌曲を作ろうというコーナーがあったり、
クラシックってこんなに垣根が低かったのね、
ということを感じさせてくれる素敵なプログラムです。
続いては、やはり実際コンサートに足を運ぶことでしょうか。
クラシック音楽の素晴らしいところは
音が「生」であることだと思います。
マイクなどの機器を通していない
音楽家の奏でたままの
生きている音を体感できることです。
音のバイブレーションが直に身体に届くのです。
音楽療法というものがありますが、
音のもたらす作用というものは
計り知れないものだと思います。
あとは、演奏者によって同じ曲でも
まったく別物になるということも
興味深いことのひとつだと思います。
クラシックは 昔の人が書いた音楽を
楽譜どおり演奏するだけの
創造性に欠けるものと思われることがあるかもしれませんが、
まったくそんな生易しいもの(?)ではなく、
偉大な芸術家が生み落としたアートを
自分の手で今の現実によみがえらせようという
大いなる挑戦なのです!
そのため、クラシック音楽は「再現芸術」と呼ばれているそうです。
(ちなみに再現芸術には、
日本の伝統芸能、歌舞伎や落語なども含まれるそうです)
ですので、歌を例に取ると
人の声質は十人十色のため
歌い手によって 同じ歌がまったく違って聴こえるのと同様、
演奏者や指揮者によって
曲がまったく別物に生まれ変わります。
実際、今まで魅力を感じなかった曲を
別の奏者の演奏で聴いてみて
初めてその曲の良さがわかったという
経験はたびたびあります。
「こんなメロディーがあったんだ!」という
発見にも近い驚きを味わうこともよくあります。
それから、クラシック音楽の範囲はとっても広いです。
20世紀に書かれたものから、
400年前に生まれた曲まで
一同に介しています。
400年も前の曲に触れることができることは
なんて奇跡的なことでしょう!
それに、作曲者もバラエティーに富んでいます。
そういった意味では、
クラシック音楽という言葉で ひとくくりにするのは
少し乱暴かもしれません。
(実際 クラシック音楽の中でも
バロックやロマン派など 時期によって総称があるそうですが)
その膨大な選択肢の中から
自分にぴったりの宝物を見つけ出す楽しみが
クラシック音楽にはあるのだと思います。
- つづく -
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