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クラシック音楽の魅力~その3

シリーズ最終回です。

ここまでクラシックがどんなに素敵かということを

延々語ってまいりましたが、

最後にお伝えしたいことは

「あまり期待をしない」ということです。

まだクラシックを聴き慣れていない時分に

小澤征爾さんのベートーヴェン・第九のCDを聴きました。

有名指揮者に超名曲とくれば

絶対に感動できるだろうと思っていたのです。

しかし、有名な「合唱」が出てくる最終楽章に

至るまでの途中の楽章で、

早くも興味がなくなってきました。

「全然素晴らしいと思えない…」

と大変ショックな気分を味わったものです。

今になって当時のことを振り返ると

「きっと感動するにちがいない」などという

余計な期待と先入観を持って

音楽に接してしまったために起こった

必然的なことだったのだと思います。

自分の期待する音楽と

実際聴こえてきた音楽との

比較及び確認作業になってしまい、

ただ両者が一致しているかどうかということが

焦点となっていたように思います。

音楽と純粋に向かい合うときには

そのように態勢を整えることや、

余計な知識は不要なのです(CDなどの楽曲解説は後から読むようにしています)。

こんなに素晴らしい曲が聴けるんだと

自分の中に像をつくってから音楽と出会うのではなく、

聴こえたままの音を そのまま感じとればよいのですから。

いいなと思えば そのように。

それほどでもないなと思えば そのように。

映画がすきでよく見に行きますが、

以前は 映画を観に行く際に

前評判を入念にチェックしてから見に行っていました。

でも、映画を観ているあいだ中、

「おもしろい映画が観られる」

という思いが入り混じるため、

純粋にその映画を観ていないのではないかと

だんだん感じるようになってきて、

今では ほんの少しの前情報のみを仕入れて

おもしろそうと予感する映画を観に行くようになりました。

音楽も映画も できるだけ真っ白な状態で接するのがベストだと思います。

ですから、ここまでこのトピックを読んでくださった方へ。

ここまで書いておいて矛盾しているようですが、

これまでの話は一個人の

ほんのささやかな解釈であると 軽く考えていただき、

ご自分で得たものを信じて

前に進んでほしいとの思うのです。

この話題は後日また続けたくなるかもしれませんが、

本日でいったん終了ですbell

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