クラシック音楽の魅力~その2
前回のつづき。
クラシックのいろいろな曲に触れてみるために、
私はよく図書館を利用します。
図書館ではクラシックのCDが大充実していて、
聴きたい曲は ほぼ見つかります。
あとは、「どこかで聴いたことのあるクラシック」のようなCDシリーズを
聴いてみるのも楽しいかもしれません。
クラシック音楽は CMや映画などの音楽から、
電話の保留音や 駅のプラットホームに流れる
メロディー(ヴィヴァルディ・「春」、「秋」@JR京浜東北線・大井町駅 etc.)まで
本当に身近なところで多く使われています。
クラシックなんて1曲も知らないと思っていても
このようなCDを聴いてみると
絶対に知っているメロディーに出くわすのです。
ちなみに 最近の私のお気に入りは
資生堂「Revital GRANAS」のCM(鈴木京香さん等 出演)に流れている
ベートーヴェン・ヴァイオリンソナタ 「クロイツェル」です。
とてもドラマティックな曲です。
次に、コンサートの楽しみ方のウラ技をご紹介。
ピアノを習っていたので
ピアノが登場するコンサートに魅力を感じますが、
クラシック音楽の醍醐味と言えば
やはり交響曲にあると思います。
しかし、交響曲というものはあまりに長大すぎて手に負えず
退屈モードに陥ってしまうことがあります。
手持ち無沙汰で、とにかく眠くなってしまいます。
ちなみに クラシックのコンサートで
眠っている人を見かける確率は
ほぼ100%ですのでどうぞご安心を(?)。
睡魔におそわれそうな時には
こんなふうに想いをめぐらせることがあります。
今 自分は1時間くらいで読み終わる
短編小説を読んでいるのだと。
音楽を辿りながら こう考えます。
さっきまではあんなに大きく盛り上がる場面だったのに
今はなぜこんなに静謐な世界に変化したのだろう。
2つの世界の間には何が起こったのだったろうか。
どのようにすればこれほど自然に
移り変わりを表現できるのだろうか。
ストーリーに身をまかせるように
音楽を解き明かしていくのです。
…こんな音楽の聴き方は
健全ではないのかもしれませんが、
時には想像力をフル回転して聴いてみるのも
おもしろいのではないかと思います。
今はどの楽器が鳴っているのだろうとか、
この音楽の仕組みはどうなっているのだろう、と
分析的に聴いてみたり。
そこから今まで見えてこなかった世界が
現れてきたりするのですから
やっぱり音楽は楽しい、の一言に尽きます。
あとは、オーケストラってあんなにたくさんの人数で
よくあれほど繊細な世界を
描き出すことができるなぁといつも感心します。
そんな大所帯をまとめるために
指揮者という仕事が存在するのだと思うのですが、
指揮者・大野和士さんは自身の仕事について
「いかに人を活かすか、また表現を引き出すか」
と表していました。
でも、実際コンサートを聴きにいくと
オーケストラ団員は演奏中に
指揮者をほとんど見ていないようですし、
指揮者って本当に必要なのかなと思うことがあります。
だけど、やっぱり指揮者も演奏者なのですね。
かの小澤征爾さんは
「自分の仕事はコンサート本番の前に全て終わっている」
という内容のことを言っていたそうです。
つまり、それまでのリハーサルや練習こそが
音楽を創り出すための
価値ある時間ということだそうです。
中学生の時に吹奏楽部に入部していたのですが、
ある時 別の学校から
指揮者コンクールの入賞経験があるという
先生が来て指揮をされました。
その時、やっぱり違うなということを肌で感じました。
その先生の指揮にかかった時、
音楽がいきいきと生命力を吹き返してきたように
躍動しているということを目の当たりにしたのです。
内にあるモチベーションが高まってくるのが分かりました。
きっと楽器を奏でる人たちを奏でるのが
指揮者なのかもしれません。
それから、大野さんは
音楽についてこのようなことも言っていました。
「自分のこだわりや、
ちっぽけな自我を見せるという欲求がある限り、
音楽(作曲者)に対して失礼だ」 《一部要約》
そう、人の心を動かすものは
どこまでも無欲で、
尊敬すべきものに対しての
純忠なる心ではないでしょうか。
そんな気持ちにさせてくれるものとの出会いこそが
生きることの意味ではないかとさえ思うのです。
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