日本文化

この国をすきになる

着物及び日本文化をすきになっていったプロセスを

昔のことを振りかえりながら

辿ってみようと思います。

10代の頃は日本より海外に興味がありました。

特にアメリカです。

アメリカのドラマ「フルハウス」がすきで

中学生の頃 毎週見ていました(現在NHKで再放送しているようです)。

家族の日々をえがくホームコメディーで

笑えるところがたくさんあり、

あたたかくなる場面も もりだくさん。

このドラマを見て何より印象的だったのは

子供も大人も対等に存在しているということです。

相手が誰であれ、しっかりとした自分のスタイルを持っていて、

常に堂々と生きているということです。

それに比べて日本人はオドオドしていて、自信がなさそうで

カッコがわるいと本気で思っていました。

日本という国から出たくてたまりませんでした。

今思えば思春期の現実逃避だったのですが、

当時はとにかく必死でした。

思い切ってカリフォルニアにホームステイしてみました。

青い空と青い海に 救いを求めてグアムに行ってみました。

そして、ニューヨークにも行きました。

「自由になるんだ」と信じて。

ニューヨーク行きは フリープランのツアーだったため、

事前にガイドブックの徹底リサーチ。

オフ ブロードウェイや、Village Vanguard(ジャズクラブ)や、

Manhattan Portageや、

ベーグルや、パストラミ サンドや、

5th Avenueや、Sephora…etc.

ニューヨークらしいと思うところを

めまぐるしい強行スケジュールで飛び回りました。

人生を変えたい一心で…!

でも、ふとホテルに帰ってシャワーを浴びているとき

こんな想いが 静かに浮かび上がりました。

「ニューヨークは何も変えてくれないんだ」

当たり前すぎる真実なのですが、

少しせつなくなりながらも

心がフッと軽くなるのを感じました。

それは 外に探しに行くのではなく、

まずは 今 ここにいる 自分を見つめることが

スタートなのだということに

気がついた瞬間なのかもしれません。

アメリカもいいけど

自分の住む国はどうなっているのだろうと、

自身のルーツを見つめる準備ができた瞬間なのかもしれません。

そのような経緯があり、

今は 日本という国と

この国が有する文化に限りない尊敬と誇りの念を

抱いているのだと思います。

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